本記事では、「粘り強い」の言い換え表現や類義語を解説します。
- ビジネスシーンで使える丁寧な表現
- 友人同士で使えるカジュアルな表現
この2つのカテゴリーに分けて、いくつかの提案をまとめました。
一緒に勉強していきましょう!
ビジネスシーンでの「粘り強い」の言い換え
仕事の場面で使える、フォーマルな言い換え表現をご紹介します。
忍耐力がある
まずは「忍耐力がある」です。
「粘り強い」はややカジュアルな表現ですが、「忍耐力がある」はビジネスメールや正式な場面でも使いやすく、よりきちんとした印象を与えます。
辛抱強い
次に「辛抱強い」です。
「粘り強い」と「辛抱強い」はほぼ同じ意味ですが、「粘り強い」には物理的な粘着力のイメージも含まれるため、誤解を避けたい場合は「辛抱強い」の方が適しています。
我慢強い
続いて「我慢強い」です。
「粘り強い」よりも「我慢強い」の方が、相手の忍耐を称賛する際に使いやすい表現です。
面接や自己PRの場面でも、ポジティブな印象を与えるのに役立ちます。
地道
さらに「地道」です。
「粘り強い」ほどの力強さはないものの、コツコツと努力を続ける様子を表現する際におすすめです。
最後までやり通す力がある
次に「最後までやり通す力がある」です。
単に続けるだけでなく、結果を出すことを重視した表現です。
面接やコンテストなど、勝負がかかった場面で使うのに適しています。
根気強い
また、「根気強い」という表現もあります。
「粘り強い」よりも、自分の長所としてアピールするのに適した言葉です。
「粘り強い」が時に頑固な印象を与えるのに対し、「根気強い」は自己完結的な強さを感じさせます。
懇切丁寧に
さらに、「懇切丁寧に」もおすすめです。
相手がなかなか納得してくれない場合、どれだけ丁寧に対応したかを伝えたいときに使うと効果的です。
腰を据える
次は「腰を据える」です。
「粘り強い」よりも、落ち着いて腰を据えて取り組むニュアンスがあり、相手に安心感を与えたいときに適しています。
継続力がある
次に「継続力がある」です。
「粘り強い」が比喩的な表現であるのに対し、「継続力がある」はその人の持続力を直接評価する言葉です。
毅然として
最後に「毅然として」です。
「粘り強い」が根性で頑張る印象を与えるのに対し、「毅然として」は論理的に物事を進める強い意志を感じさせます。
粘り強いの意味とは?
まずは、「粘り強い」という言葉が持つ意味について確認しておきましょう。
意味
- 忍耐力があり、困難に直面しても諦めずに乗り越えること。根気よく最後までやり遂げる姿勢。
- ひとつのことに対して、じっくりと取り組み続けること。
- 物質の粘着力や、物事に取り組む際の根気強さなどを表す言葉です。
例文
次に、「粘り強い」を使った例文をご紹介します。
- 粘り強い営業活動の結果、大きな案件を獲得することができた。
- 彼は粘り強く交渉を重ね、最終的にこちらの条件を受け入れさせた。
- ブラック企業に入社してしまったが、彼は粘り強く仕事を続けている。
注意点
「粘り強い」を使う際に気をつけるべきポイントは以下のとおりです。
- この言葉は前向きな意味を持ち、自己PRにも適した表現であるため、ネガティブな意味では使わないようにしましょう。
- 言い換えると「しつこさ」と捉えられる可能性があるため、「取り組みの姿勢」を示す言葉として使うように心がけましょう。
- 「すぐに諦めない」という意味合いの際に使用し、「耐え忍ぶ」という意味では使わないことが重要です。
カジュアルでの「粘り強い」の言い換え
友人同士で使えるカジュアルな言い換え表現をいくつかご紹介します。
ガッツがある
まずは「ガッツがある」です。
「粘り強い」よりも力強い表現で、諦めないだけでなく、何かに挑戦する場面にも適しています。
くじけず
次に「くじけず」です。
「くじけず」は「粘り強い」と似ていますが、困難な状況でも挫けずに頑張る様子を強調します。
あきらめない姿勢を表すのにぴったりです。
しつこい
続いて「しつこい」です。
この表現は、相手が迷惑に感じている場合に使われることが多いです。
悪口として捉えられることもあるので、使う場面に注意が必要です。
へこたれない
次は「へこたれない」です。
「粘り強い」よりも軽やかで、前向きな印象を与える表現です。
「めげない」「負けない」といったニュアンスで、相手を励ます際に適しています。
諦めない
続いて「諦めない」です。
「粘り強い」よりも柔らかく、日常会話で使いやすい表現です。
軽いトーンで使いたい場合におすすめです。
根性ある
次に「根性ある」です。
「粘り強い」よりも少しラフな言い方で、長期間の努力や困難な挑戦に対する評価に使われます。
歯を食いしばって
続いて「歯を食いしばって」です。
逆境に立ち向かう姿勢を強調したいときに使える表現です。
辛抱強い
次は「辛抱強い」です。
「粘り強い」とほぼ同義ですが、我慢や耐えることに焦点を当てた表現です。
耐え忍ぶ姿勢を表すときに使います。
底力
続いて「底力」です。
その人の内に秘めた強さを示し、頑張る姿勢を称える言葉です。
「粘り強い」とはニュアンスが異なりますが、根底にある力強さは共通しています。
諦めが悪い
最後に「諦めが悪い」です。
「粘り強い」とは少し異なり、周りが諦めるべきだと思っている状況でも粘り続ける様子を指します。
人によってはネガティブに受け取られることもあるので、使う場面には注意が必要です。
粘り強いのカタカナ・英語の言い換え
- タフ
- ガッツがある
- オリジナルパワー
- tenacious
- perseverant
- not give up
- Never give up
- ネバーギブアップ
- patient
粘り強いの言い換えについてのまとめ
これで、「粘り強い」を別の言葉で表現する際のおすすめの紹介を終わります。
いろいろな表現があることがお分かりいただけたかと思います。
それぞれのニュアンスの違いを理解し、状況に応じて使い分けるようにしましょう。
最後までお読みいただきありがとうございました!