本記事では、「散見される」の言い換えや同義語について解説します。
ビジネスの場で使える丁寧な言い換え表現を紹介し、友達同士でカジュアルに使える表現もいくつかまとめました。
一緒に勉強していきましょう!
ビジネスでの「散見される」の言い換え
以下に、ビジネスシーンで使える、少しフォーマルな言い換えをご紹介します。
しばしば見られる
「散見される」という表現が文語的で堅苦しいと感じる場合、シンプルに「しばしば見られる」と言い換えるとわかりやすくなります。
まばらにある
漢字を使わないで表現したい場合におすすめです。
「ものとものの間に隙間がある」「間隔をあけて散らばっている様子」などを表現できます。
窺える
そっと様子を探って感じ取ることができる、様子が推察できるという意味で、さりげなく様子を見る場合に適しています。
往々に
「散見される」は実際に目にしたことについて使うのに対し、「往々に」はまだ起きていないことに対する予測的な側面が強いです。
垣間見れる
ある状態が見受けられることや度々目撃されることなどを表します。
良くないことが起こる条件が揃いそうな場面に用いると、注意喚起の役目を果たします。
気づかれる
「人に気づかれることなく、その家に近づいた。」など、「気がつく」「気付く」という表現に使用することが適しています。
見受けられる
「散見される」は実際に見えるものにしか使いませんが、「見受けられる」は実際に見たものだけでなく、推定や推測でも使用できます。
推察できる
主に「窺える」と同じ意味で、「この事件の主な内容は簡単すぎて子供でも推察できるレベルである」のように使います。
点在する
集合した状態ではなくあちらこちらに存在している状態を示します。
事務的な場面で用いると、俯瞰的な視点を持つことができます。
目につく
目立つ、視界に入ってくるという意味で、見て忘れられない場合にも使うことができます。
「散見される」の意味とは?
「散見される」の意味をおさらいしましょう。
意味
「散見される」とは、ところどころに在ることが目に付くさま、あちこちに散らばるものを見かけること、あちらこちらにちらほらと見えることを意味します。
例文
- 報告書には細かな間違いが散見され、注意が不足していると指摘された。
- この前の会議では賛成意見が多数派だったが、反対意見を持つ人も散見された。
- 彼の独創的な発想が、初期の著作にも散見される。
注意点
「散見される」を使う際の注意点をまとめました。
視覚的な意味だけでなく、あちこちで目にするものに対して使うことを意識しましょう。
カジュアルでの「散見される」の言い換え語
以下に、カジュアルシーンで良く使える言い換え語をご紹介します。
あちこちに見える
「あちこちに見える」は、周囲に同様のものがところどころで発見される場合に使われる表現です。
うかがえる
「うかがえる」は、「推察できる」や「感じ取ることができる」という意味で、「世界有数の大きな都市だということがうかがえる」のように使われます。
ちらつく
「ちらつく」は、度々現れる物事や嫌でも目に入ってくるものを表す言葉です。
視覚的にチラチラするものや、頭に浮かぶ物に適しています。
ちらほら
「ちらほら」は、日常的に使いやすく、さまざまな場面で利用できる表現です。
年代を問わず使いやすい言葉です。
よくある
「よくある」は、日常会話で使いやすく、堅苦しさがない表現です。
いろいろな場面で使用できます。
よく見る
「よく見る」は、周囲に同様のものが少なからず発見されることを意味し、伝わりやすい表現です。
往々にしてある
「往々にしてある」は、「よくある」や「しょっちゅう」という意味で、頻繁に起こることを示します。
思われる
「思われる」は、「それをあきらめるのは残念に思われる」のように、他人がそのように認識することを表現する言葉です。
目につく
「目につく」は、「よく目に入る」や「あちこちに頻繁に見られる」という意味で、改まった漢字をやわらげたい場合に適しています。
目立つ
「目立つ」は、頻度が高くなった物事を表し、「粗が目立つ」や「失敗が目立つ」など、あまりよい意味では用いないことが多いです。
散見されるのカタカナ・英語の言い換え
- be found
- ウォッチ
- ヒアアンドゼア
- around
- come across occasionally
- scatter throughout
散見されるの言い換えについてのまとめ
これで、「散見される」の代替表現のおすすめを紹介しました。
多くの言葉が存在することが理解できますね。
基本的な意味は同じでも、微妙なニュアンスの違いがあるので、状況や文脈に応じて適切に使い分けましょう。
最後までお読みいただきありがとうございました!